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【東京】「基本のお菓子~マドレーヌ~」レポート

【東京】「基本のお菓子~マドレーヌ~」レポート

2013/03/25

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2013年3月17日(日)、スイーツ協会代表理事である辻口博啓のお菓子教室「スーパースイーツスクール自由が丘校」のご協力のもと、スイーツ協会主催「基本のお菓子レッスン」を行いました。今回のテーマは「マドレーヌ」。

マドレーヌといっても、レシピは色々。今回は、4種のレシピを実際作って味の食べ比べを行いました。入っている材料や、作り方の違いによってどんな違いが出てくるのか、皆さん興味津々です。

4種のレシピ、それぞれの材料

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■レシピA                  
・全卵/グラニュー糖/はちみつ/薄力粉/ベーキングパウダー/無塩バター/バニラビーンズ/レモン表皮

■レシピB
・全卵/グラニュー糖/はちみつ/薄力粉/ベーキングパウダー/無塩バター ※焦しバター

■レシピC                  
・マジパンローマッセ/全卵/グラニュー糖/塩/レモンの皮/レモン果汁/薄力粉/ベーキングパウダー/無塩バター/生クリーム

■レシピD
・全卵/グラニュー糖/はちみつ/薄力粉/ベーキングパウダー/無塩バター ※澄ましバター

レシピによってバニラビーンズが入っていたり、焦しバターを使用していたり、マジパンローマッセや生クリームを使用していたり、澄ましバターを使用していたり、とそれぞれ特徴があります。

まずは、講師の先生がレシピBでデモンストレーションを行いました。作り方はとっても簡単。

作り方

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先生が作ったマドレーヌの作り方は……

①焦しバターを作る。
※今回はしっかり色がつくまで加熱し、茶こしでこして使用しました。後で加える用に冷ましておきます。
②卵白をボールに入れてグラニュー糖を加え、少し白っぽく泡立つまで混ぜます。
③卵黄をほぐして②に加え、まわし混ぜます。
④合わせてふるっておいた粉類を③に加え、粉っぽさがなくなる程度に混ぜます。
⑤粉気がなくなったら、はちみつを加えよく混ぜます。
⑥⑤に冷ました焦がしバターを加え、よく混ぜます。
⑦カップに流し、焼きます。
※今回は生地が緩い為、絞り袋にいれて絞りました。焼き時間は小さいカップの為180℃・約10分で焼きあがります。

デモンストレーションを見た後は、さっそくグループに合わせてマドレーヌ作りスタート。あっという間に4種のマドレーヌができあがりました。

4種のマドレーヌを比べる

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できあがったマドレーヌを比べると、レシピによって色も膨らみにも違いがありました。見た目にもこんなに差がでるなんてと皆さん驚かれていました。 

断面が気になるというコンシェルジュの方がいらっしゃったので、断面を切ってみると……こちらも見た目にわかる違いがありました。

実際食べて見てみると、
Aはバニラとレモンの爽やかな甘さや香りが特徴。
Bは、焦しバターを使用している為、香ばしい香りがマドレーヌというよりフィナンシェに近い印象。
Cは、マジパンローマッセを使用している為、アーモンドの風味のある特徴的な味わい。生地もしっとり。
Dは、シンプルな材料ですが、混ぜる際に他よりしっかり泡立てたり、ベーキングパウダーの分量が他より多いためふっくらとした食感が特徴。

味や食感にも違いがあり、皆さん自分の好みの味を探っていました。
先生からは自分の味の好みによって、焦しバターの風味が好きな方は例えばAのレシピのバターを焦しバターに変えてみたりと、レシピのアレンジを楽しんでみてください、とのお話がありました。
自分でレシピをアレンジするなんて、難しいという声もありましたが、シンプルのレシピだから、自分好みの味を探して作るのも楽しそうとおっしゃる方もいらっしゃいました!

今後もお菓子作りの講座も、企画していきますので楽しみにしていてください。
リクエストもお待ちしております。

(日本スイーツ協会)