[佐藤ひと美のスイーツレポート 49]一夜限りの特別な時間。故ローラン・ジャナンシェフが紡ぐ「スイーツファンに贈るスペシャルディナー〜未来に繋ぐ4人の絆〜」開催
2019/09/04
一夜限りの特別な時間。故ローラン・ジャナンシェフが紡ぐ「スイーツファンに贈るスペシャルディナー〜未来に繋ぐ4人の絆〜」開催
フランスの国家勲章「農事功労章-シュヴァリエ(2012年)」、最も活躍したパティシエに贈られる「フランスシェフパティシエ2016」を受賞するなど、名実ともにフランスの本格派トップパティシエとして愛されてきた故ローラン・ジャナン シェフをご存知でしょうか?
「フォション」「オテル・ド・クリヨン」「フォーシーズンズホテル・ジョルジュサンク」を歴任し、フランス全土で19軒しか認められていない「パラス」(フランス観光開発機構及び観光庁が認定する5つ星より上の最高級ランク)に格付けされる、フランス屈指の老舗ホテル「ホテル・ル・ブリストル パリ」のパティスリー部門責任者を務めていた故ローラン・ジャナン Laurent JEANNIN(1967-2017)は、パリを代表するパティシエのひとり。
2002年には、東京 渋谷区「セルリアンタワー東急ホテル」と技術提携を結び、「デセールに大切なものは“軽やかさ”、“甘さ”。そして何よりも“食卓での驚き”」をモットーに、一年に一度、毎夏来日の際にメインダイニング「クーカーニョ」でゲストを魅了して止まないアシエット・デセール※1 の披露イベントを開催したほか、ペストリーショップ販売用のプティ・ガトー※2 の商品開発にも協力していました。
また、クリスマスケーキのプロデュースも行い、斬新かつ遊び心の詰まった作品の数々で日本においても多くのファンを魅了し続けてくれました。
自身の技術と感性を伝えることで、日本とフランスの若手パティシエの育成にも努め、トップパティシエとしての繊細な技術だけではなく、料理人としての心も伝授し、その想いは今も変わらず彼に関わったシェフやパティシエの中に脈々と流れているそうです。
※1 アシエット・デセール:コース料理の最後に出てくる「皿盛りデザート」のこと。
※2 プティ・ガトー:ホールサイズではなく、1ピースで提供するケーキ・デザートのこと。
◼︎2019年9月19日(木)、セルリアンタワー東急ホテルと業務提携を結んでいた故ローラン・ジャナンシェフの想いを未来に繋ぐ一夜限りのスイーツイベント「スイーツファンに贈るスペシャルディナー〜未来に繋ぐ4人の絆〜」が開催されます。
※写真は過去来日した際に提供されたジャナンシェフの作品。当日の提供はありません
「スイーツファンに贈るスペシャルディナー〜未来に繋ぐ4人の絆〜」
開催日時:2019年9月19日(木)受付 17:30〜 開宴 18:00〜
会場 :セルリアンタワーボールルーム(B2F)
料金 :1名 15,000 円(税・サ込)※予約・事前振込制
内容:
・フランス料理フルコース(「セルリアンタワー東急ホテル」副総支配人・総料理長福田氏による料理、ジル・マルシャル氏&吉開雄資氏 2人によるスペシャルデザート)
・ソムリエセレクション(シャンパーニュ、白・赤ワイン)※ノンアルコールドリンクも用意有り。
●コンフォートメンバーズ特典:当日受付での会員証ご提示で、700ポイント×ご予約人数分プレゼント。
●ドレスコード:男性はジャケット着用、女性はフォーマルな装いでお越しください。
【ご予約・お問い合わせ】
バンケットオフィス(10:00~19:00)TEL 03-3476-3524
https://www.tokyuhotels.co.jp/cerulean-h/sweetsevent2019/49298/index.html
本イベントは、フランスの誇るシェフパティシエ 故ローラン・ジャナン氏と、彼が繋ぎ合わせた、ジャナンシェフの先輩 ジル・マルシャルシェフ、一番弟子吉開雄資シェフのスペシャルデザートと、四半世紀を越える友情で結ばれていたホテル総料理長福田順彦によるフランス料理という、3人のトップシェフの一夜限りの饗宴ディナーとなっています。
◼︎スペシャルディナー参加シェフのご紹介〜
“スイーツの魔術師”の異名を取り、数々の名門ホテルでシェフパティシエを務め、現在はパリ・モンマルトルで自身のパティスリーを持ち精力的に活躍している
「ジル・マルシャル Gilles MARCHAL」
「Pâtisserie Gilles Marchal」オーナーシェフパティシエ。
フランス、ロレーヌ地方リュネビル生まれ。14歳の時、ロレーヌ地方メッスにあるBourguignonに見習いとして入社。クラシックなフランス菓子に魅せられる。
17歳でパティシエ、ショコラティエ、コンフィザーのディプロムを取得。その後、ホテルクリヨンのスーシェフ、プラザアテネのシェフ、ブリストルのシェフを務め、「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」のクリエイティブ ディレクターに就任。
2004年、その年最も活躍したシェフパティシエに選出。2008年、パリ市よりメダルを受賞。2014年、自身のお店「Pâtisserie Gilles Marchal(パティスリー・ジル・マルシャル)」をパリ モンマルトル地区にオープン。
ジャナン氏の右腕として抜擢され「ホテル・ル・ブリス トル パリ」を支え、現在は福岡で人気店のパティスリーを営む
「吉開 雄資 Yusuke YOSHIKAI」
福岡・桜坂「Pâtisserie au fil du jour」オーナーシェフパティシエ
福岡生まれ。「銀座 L’ecrin(レカン)」でフランス菓子職人(パティシエ)としてのキャリアをスタート。サービスとして働きながらフランス菓子製造を学び始める。
その後「QED CLUB」「ARTISAN PATTISIER ITABASHI」で広く経験を積み、2008年、渡仏。「HOTEL LE BRISTOL PARIS」にて生涯の恩師となるローラン・ ジャナン氏に出会う。
言葉、文化、環境の違いに苦悩しながら、一時、BRISTOLの元を離れるも、ジャナン氏より「BRISTOL」の部門責任者としてオファーがあり快諾。以降、日本人としては同ホテル初の“SOUS CHEF PATISSIER”(シェフに次ぐポジション)に任命され、ジャナン氏の右腕として活躍。2014年「PATISSIER GILLES MARCHAL」で最後にブティックを経験し帰国。2015年、「Pâtisserie au fil du jour(パティスリー・オー・フィル・ドゥ・ジュール)」を故郷である福岡にオープン。
パリの修行時代に意気投合以来、四半世紀を越える友情を育み、共に切磋琢磨しながら料理界、製菓界で奮闘しつづけた
「福田 順彦 Nobuhiko FUKUDA」
セルリアンタワー東急ホテル 執行役員 副総支配人・総料理長
2001年、ホテル開業時に総料理長に就任。以来、ホテルの料理に関する総合プロデューサー役を務めている。
料理を通じて新たなことにも果敢にチャレンジし、豊かな感性から生み出される料理はアグレッシブで情熱的と評され、温厚な人柄で顧客からの支持も厚い。
「文化交流」をテーマに、料理界はもとより文化人・オペラ歌手・ワイン醸造家など各界の著名人との親交もあり、彼らとのコラボレーションによる食事会を多数開催。
斬新な表現力で彩られた料理は多くのゲストの感動を呼んでいる。
また、食を通じて子どもの「食の自立」と「五感の育成」を目指す食育活動にも積極的に取り組んでいる。
2017年、一般社団法人「日本エスコフィエ協会」第7代会長就任。2018年、フランス食文化の普及に貢献した功績が認められ、フランス共和国政府より「農事功労章―オフィシエ」受章。
2019年、全国で44ホテルを運営する東急ホテルズ総料理長に就任。現在に至る。
このイベントは、驚きと感動をもたらす繊細で緻密、かつ特別なメニュー構成なので、今回『「セルリアンタワー東急ホテル」で故ローラン・ジャナンシェフが繋いだ3名によって開催されます!』というお話を伺った時に、即座に「参加したい!」と即決をしたくらい、私の中でも特別な想い溢れるイベントとなっています。
※写真は過去来日した際に提供されたジャナンシェフの作品。当日の提供はありません
今回は、東京で開催される一夜限りの特別なイベント「スイーツファンに贈るスペシャルディナー〜未来に繋ぐ4人の絆〜」をご紹介させていただきました。
故ローラン・ジャナンシェフが好きだった方、アシエット・デセールが好きな方、最高峰の技を感じたい方。是非、9月19日(木)に会場でご一緒しましょう!
次回は大阪で出会った素敵なスイーツ情報をお届けします。お楽しみに!