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[佐藤ひと美のスイーツレポート 38]“稲妻”が走るほど美味しいエクレア特集~海外ブランド編〜

[佐藤ひと美のスイーツレポート 38]“稲妻”が走るほど美味しいエクレア特集~海外ブランド編〜

2019/05/31

「“稲妻”が走るほど美味しいエクレア特集~海外ブランド編〜」

 

 

エクレア

 

 

スイーツの数あるジャンルの中でも、私にとって絶対に外せないのが「フランス伝統菓子」。

 

世界中のあらゆる“美味しい”スイーツが堪能できる日本。
特にここ数年で、フランス・ベルギー・スイス・アメリカから続々と、海外でも話題のスイーツブランドのショップが日本に上陸しています。
その中でもやはり、シュー菓子の一つ「エクレア」はフランスでも日本でも絶大的人気!

 

 

エクレア

 

 

歴史上、誕生したのは19世紀とまだ若いフランス国民菓子ですが、シンプルながらその存在感は絶大です。

今回は、みなさんに是非とも食べてほしい海外ブランドのお勧めエクレアをご紹介していきます。

 

 

◼️エクレア(エクレール)の誕生

 

 

エクレア

 

 

エクレール誕生秘話には諸説ありますが、有力なのはフランス料理史上、天才製菓人・天才料理人として名を残す「Marie Antoine Careme (アントナン・カレーム)」による考案と言われています。
私たちが美しいと感じるフランス菓子の洗練された味や見た目は、アントナン・カレームによってもたらされたと言っても過言ではありません。

 

もともとシュー生地の原点は、16世紀イタリア・フィレンツェの大富豪メディチ家カトリーヌ・ド・メディシスがフランソワ1世の次男(後のアンリ2世)のもとに輿入れをした際に連れてきたお抱え菓子職人が、小麦粉、牛乳、バターでできた生地を少量ずつ天板にのせて焼いたものだったそうです。
シュー生地を完成させた菓子職人ジャン・アヴィスの弟子として、当時パリで人気の「バイイ」が経営するパティスリーで見習い修行を始めた16歳のカレーム。
当時はフランス革命の混乱期。捨て子であったカレームがどのようにして19世紀近代料理最高の巨匠と呼ばれるようになり、数多くの料理人や菓子職人を魅了していったのかは、また別の機会にお伝えしていけたらと思います。

 

製菓にも建築的な立体で美しいシルエットの要素を取り入れたカレームによって、当時使用されていたしぼり袋に口金をつけて細く絞りやすく、また装飾性を高め使いやすくしたと伝えられています。

 

シュークリームのシュー生地をしぼり袋で、まるでシャルロットのように細く絞り出して焼いたことで、「エクレア」が誕生しました。

 

正式名は「Eclaire(エクレール)」、フランス語で「雷、稲妻」の意味を持ちます。

 

 

エクレア

 

 

このお菓子に「エクレア」という名前がついた説には、生地を焼いた際にできる表面の亀裂が稲妻に似ている、中のクリームが生地からはみ出さないように稲妻が光るがごとく電光石火ですばやく食べなければいけない、また、表面にかけられたチョコレートやフォンダンが稲妻のように光って見えるからと言われています。

 

 

◼️お勧めエクレア特集

 

 

現代フランス菓子の概念を創った伝説のメゾン
LENÔTRE(ルノートル)銀座三越店
Eclair Chocolat(エクレール・ショコラ)650円(税別)

 

 

Eclair chocolat(エクレール・ショコラ)

 

 

フランスを代表するファッション誌『ELLE』の姉妹料理専門雑誌『ELLE A TABLE』にて、パリで最高のチョコレートエクレアに出会えるお店の中で、“最も伝統的”として選ばれたエクレアは是非とも皆さんに食べておいてほしい。

 

 

Eclair chocolat(エクレール・ショコラ)

 

 

美しいグラサージュとスタイリッシュな見た目の香ばしいエクレール生地の中には、なめらかなショコラクリームがたっぷりとつまっています。

 

 

多くのショコラティエ達に刺激と影響を与えてきた本格派ショコラトリー。
La Maison du Chocolat(ラ・メゾン・デュ・ショコラ)
ECLAIR CHOCOLAT(エクレール ショコラ)
ECLAIR CAFE(エクレール カフェ)
各650円(税別)
販売店舗:ラ・メゾン・デュ・ショコラ 全8店舗
サイズ :長さ 約15cmx幅 3.7cm

 

 

ECLAIR CHOCOLAT(エクレール ショコラ) ECLAIR CAFE(エクレール カフェ)

 

 

外側はカリッ、内側はモチッとした「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」の特徴的なシュー生地の中に、濃厚なクリームがたっぷりと入った「エクレール」。
一口かじれば、シュー生地の食感と上品なクリームの味が口いっぱいに広がります。

 

 

ECLAIR CHOCOLAT(エクレール ショコラ) ECLAIR CAFE(エクレール カフェ)

 

 

定番3種類の中から私が今回ご紹介するのは、ガナッシュを混ぜ込んだ濃厚なチョコレートクリーム入りのエクレール ショコラと、高級ハワイコナコーヒーで風味づけしたコーヒー風味のチョコレートクリームがたっぷり詰まったエクレール カフェ。

 

 

ECLAIR CHOCOLAT(エクレール ショコラ) ECLAIR CAFE(エクレール カフェ)

 

 

それぞれの飾りにもこだわりがあり、ショコラは艶やかなグラサージュの上にゴールドのパールショコラとリーフ型ショコラを。
カフェにはカカオニブを散らしたスティック状のチョコレートと、ゴールドパウダーで色づけしたブロンドチョコレートでデコレーションされています。

 

 

誠実に“美味”を追求し、世界中のショコラティエからリスペクトを受ける
Pascal Le Gac(パスカル・ル・ガック)東京
Eclair Chocolat (エクレールショコラ)600円(税別)

 

 

Eclair Chocolat (エクレールショコラ)

 

 

ちょうどいいシューの食感を生み出すために、厳選された小麦粉が使用されています。
チョコクリームがシューの中にぎっしりはいっているにも関わらず、程よいビター感のためボンボンショコラの味わいと同様に甘さ控えめ。
食べ終えると同時にもう一本食べたくなること間違いなしです。

 

 

ボンボンショコラの味わいと同

 

 

今後、エクレールショコラの新シリーズも随時展開していくそうなので、そちらも楽しみですね。

 

 

ボンボンショコラの味わいと同

 

 

今回は、とことんこだわりぬかれたフランス本場のエクレアを継承する、“稲妻”が走るほど美味しい海外ブランドのエクレアをご紹介させていただきました。これは一度、是非とも食べてみたいと思ってもらえたら嬉しいです!

 

 

エクレア

 

 

次回は、夏にピッタリなスイーツ情報をご紹介させていただきます。
お楽しみに!