[佐藤ひと美のスイーツレポート 33]世界中のショコラティエからリスペクトされている「パスカル・ル・ガック」待望の日本初店舗が東京にオープン!
2019/03/12
「世界中のショコラティエからリスペクトされている「パスカル・ル・ガック」待望の日本初店舗が東京にオープン!」
フランスを拠点にする世界的に著名なショコラティエ「Pascal Le Gac(パスカル・ル・ガック)」が、2019年1月19日(土)、東京・赤坂にフランス国外出店初となる第2号店をオープンしました。
チョコレート界のアカデミー賞ともいわれているフランスのチョコレート愛好家クラブ「Club des Croqueurs de Chocolat~クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ~」品評会において、アワードより上位のショコラティエに与えられる最高位の栄誉ある賞「LES INCONTOURNABLES(欠かすことのできないショコラティエ)」を5年連続獲得した、誰もが認める殿堂入りのショコラ界のレジェンド的存在です。
ル・ガック シェフの造るショコラはとてもシンプルで、有名なショコラティエやパティシエからもお勧めを伺うと名前が出てくるほど。
日本でも馴染みの深いフランス老舗チョコレート専門店「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」で25年活躍。エグゼクティブ・クリエーターも務め、その後2008年に独立し、フランス・パリ郊外、マルシェがよくひらかれる広場に面した地にショコラトリー「パスカル・ル・ガック ショコラティエ」をオープンしました。
◾️ショコラティエ「Pascal Le Gac(パスカル・ル・ガック)」について
フランス・ブルターニュ地域のカレ=プルゲールで生まれたパスカル・ル・ガック氏。
パリの製菓学校「フェランディ」で学び、首席で卒業。1982年に「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」で働き始め、のちにクリエイティブディレクターとなる(~2006年)。
2008年11月に独立し、パリ郊外のサン=ジェルマン=アン=レーに自店をオープン。
2009年~2013年度版“Le Guide Des Croqueurs De Chocolat”(フランスのショコラ愛好会が発行するガイド ブック)では最高評価の5タブレットを5年連続獲得、2014年~2018年までは、5年連続、C.C.C.が特別に認定する最高位「LES INCONTOURNABLES(欠かすことのできないショコラティエ)」に選ばれています。
決して奇をてらわず、誠実に“美味”を追求する姿勢は、世界中のプロのチョコレート職人をはじめ、世界中のチョコレート愛好家から絶大な支持とリスペクトを受ているショコラティエです。
2010年に「サロン・デュ・ショコラ 東京」で日本初上陸以来、バレンタイン時期の百貨店催事のブースでは、毎年長蛇の列が途切れないほどの人気ぶりを見せており、今回の日本店舗はまさに待望の上陸といえるでしょう。
◾️「パスカル・ル・ガック 東京」
パリ郊外、サン=ジェルマン=アン=レーにある本店の外観をそのまま踏襲し、世界初となるサロンを併設した路面店「パスカル・ル・ガック 東京」。
商品が映える白を基調とした店内では、ボンボンショコラやタブレット、サブレやマカロン、今まで本店でしか購入できなかった「エクレールショコラ」や「タルトショコラ」を本店以外で初めて提供します。
ブティック入って正面に広がるショーケースには、フランス直輸入の丹精に造り込まれ、一つ12ミリで大きさが統一された一粒一粒のショコラが美しく整列。
ふんわりと包み込むような優しい口溶けと、素材の調和を追求したバランスのとれた穏やかなショコラは多くの人を魅了します。
中でも私のオススメは、カカオの実の断面をモチーフにした「パスカル・ル・ガック」の店マークが描かれた「ビターガナッシュ ナチュール」と、カカオ豆入りの食感の良いプラリネに塩のアクセントが上品な甘さを引き立てる「プラリネ グリュエと塩」、そして風味と香り豊かな「バニラ」(ハートボンボンショコラ。バニラも同じテイストです)。
特に「ビターガナッシュナチュール」(写真左上)は、ベネズエラ産カカオのガナッシュの程よい苦さと、ほのかに広がるフルーティーな香りの上品なボンボンショコラ。
外見よりも卓越した味覚を重要視しており、厳選された食材を使用することや、自然を意識したグリーンと茶色いボックスにも見て取れる様に、カカオは一貫して南米産にこだわり続けているそうです。
「ショコラの起源であるカカオ」は産地によって風味も香りも異なる顔を持つため、カカオ豆の魅力を最大限に引き出す繊細なショコラ作りが魅力的なショコラトリーです。
ショーケース横には、バレンタイン催事でも販売がなかった焼き菓子(クッキー、サブレやクロカンなど)を含め、豊富な商品が並んでいます。
ショップに併設したサロンでは、本店の人気メニュー「エクレールショコラ」「タルトショコラ」「プティシュー」「ダックワーズ」に加え、日本限定メニューとして、フレッシュフルーツをオリジナルチョコレートにディップして味わう「チョコレートフォンデュ」が登場。
今回は、マカロン・ショコラ2個をチョイスできる「デギュスタシオン」メニューをご紹介します。
ショーケースに並んだ約26種類のショコラ(季節や入荷状況により種類変動あり)と、8種類のマカロンから好みや気分に合わせてチョイスできます。
中でも人気のマカロンを伺ったところ、定番の「ショコラ」や「バニラ」のほかマカロンでは珍しいプラリネを使用した「プラリネ くるみ」、香気をはなつ「グランマルニエ」もよく注文されるそうです。
セットのドリンクは、パスカル・ル・ガック氏が自らがチョコレートにあうコーヒー豆、茶葉を厳選したコーヒー、紅茶から選ぶことができます。
本店で愛され続けているシューの中にチョコクリームをぎっしりと詰めた「エクレールショコラ」も是非とも食べてみてほしい。
フランスの材料と異なり、日本で安定的に供給される質のいい材料で作るため、来日したル・ガック シェフが何度も調整し完成した日本版「エクレールショコラ」。
特徴的な“クリームぎっしり”を再現するためには、シュー生地を綺麗に膨らませることが重要なポイントで、日本製小麦粉の配合を特に念入りに調整したそうです。
なめらかなチョコレートクリームがシューの中にぎっしりはいっているにも関わらず、程よいビター感と甘さ控えめでもう一本食べたくなることは、ボンボンショコラの味わいと同じで言うまでもありません。
サロンで使用される食器は、日本の洋食器メーカー「ノリタケ」とコラボして作ったというオリジナルデザインのテーブルウェア。
この可愛らしいカップ&ソーサーはお土産用としても販売されているので、チェックしてみてください。
ショーケースに並ぶ洗練された生菓子は、直接指導を受けたパティシエやショコラティエが作ったどれも美しいものばかり。
サロンでもテイクアウトでもフランス本場のエスプリをしっかりと感じ取ることができますよ。
パスカル・ル・ガック 東京
オープン日:2019年1月19日(土)
住所 :東京都港区赤坂2-12-13
営業時間 :10:00~20:00(3/14以降は土日・祝日 10:00~18:00(L.O.17:30))
定休日 :不定休(3/14以降 定休日日曜)
HP :http://www.legac-chocolatier.jp/
今回は、世界中のショコラティエや愛好家から絶大な支持を得ている「パスカル・ル・ガック」日本初店舗をご紹介しました。
私自身、毎年バレンタイン催事では必ず購入する大好きなショコラ。
これからはシーズン問わず、路面店でル・ガック シェフ自身が納得する最高品質のチョコレートや生菓子を楽しむことができるので、この日本進出がとても喜ばしいです!
最寄駅は東京メトロ(南北線・銀座線)溜池山王駅。
繊細かつ丁寧に仕上げたラインアップは、子供から大人まで男性女性問わず気に入っていただけると思います。
次回は、イースター情報をご紹介させていただきます。
お楽しみに!