[佐藤ひと美のスイーツレポート⑬]trick or treat! ~話題のハロウィンスイーツ食べるなら コレ!~
2018/10/11
子どもだけでなく大人も楽しめるハロウィン。
日本でも年々その認知度は加速しており、菓子業界の中でもバレンタイン、クリスマスに次いで欠かすことのできないイベントとなりました。
そもそもハロウィンの起源をご存知ですか?
ハロウィンの発祥はアイルランドやスコットランドだとされています。
紀元前5世紀頃の古代ケルト人の暦では、キリスト教の万聖節11月1日が新年とされていました。
1年の終わりである「All Hallows’Eve」10月31日の夜には、亡くなった人の魂がこの世に戻って来ると信じられていたため、悪霊や魔女に憑りつかれないように悪魔祓いの儀式を行っていました。
その伝統にケルト人が行っていた秋の収穫祭が結びついた『ハロウィン』。ヨーロッパからアメリカに伝わってからは、宗教的ではなく民間行事として定着しました。
日本人にとっては宗教的や要素や本当の意味合いはなく、1年の中で楽しむ日「ハロウィン」として、現代でも馴染みの深いイベントに発展していきました。
私の場合、小学生の頃にみたアメリカ映画で子供達が仮装して「トリック・オア・トリート!」と言いながら各家の扉を叩きお菓子をもらい歩く姿が今でも印象強く残っていましたが、ここ数年で日本でもお馴染みのイベントになっています。
その理由として大きくあげられるのが、有名なテーマパークが「ハロウィン」を題材にしたイベントを行っている事や、ホテルでの秋ビュッフェテーマになっている事。
そして、仮装をすることに抵抗がない(コスプレ文化)ために身近なイベントとして楽しんでいる事があげられると思います。
今回は「ハロウィン」をテーマに、子供から大人までが盛り上がり楽しめる話題のハロウィンスイーツをご紹介していきます。
■“大人ハロウィン”をテーマにした、上品でスタイリッシュなアフタヌーンティー
「東京マリオットホテル」
心地よい緑につつまれる品川・ 御殿山に2013年にオープンした「東京マリオットホテル」。
[スイーツレポート③]なぜ高級ホテルのスイーツが流行るのか!でもご紹介した“遊び心あふれるスイーツ“が特徴的のホテルから、大人可愛いアフタヌーンティーをご紹介します。
「Mysterious Halloween Afternoon Tea(ミステリアス ハロウィン アフタヌーンティー)」
開催期間:2018年9月1日(土)~10月31日(水)
時間 :13:00~17:00(※週末2部制 13:00~/15:30~)
価格 :1名様 4,200円
“大人のハロウィン”をテーマにしたスタイリッシュなアフタヌーンティーのスイーツ&セイボリー。
ギョロリと目玉がのぞくジュレは葡萄と、スミレが爽やかに香る、見た目と味わいのギャップが楽しめるグラス スイーツ。
魔女の帽子をモチーフにしたマロンショコラムースは、一口食べると中から酸味の強い赤紫色のカシスソースがドロリと現れたり、蜘蛛の巣のチョコレートをあしらったパンプキンと紫芋のカップケーキなど、ウィットに富んだハロウィンスイーツが並びます。
フルーティーな巨峰とコッパハムの塩味のバランスが絶妙なピンチョスや、スモークしたカマンベールチーズと甘酸っぱい焼きリンゴを合わせたセイボリーなど、スイーツに華を添える秋の味覚を取り揃えています。カラフルでポップなハロウィンだけでなく、上品なセイボリーを合わせた「東京マリオットホテル」ならではのモダンでおしゃれなハロウィン アフタヌーンティーです。
■絢爛豪華な日本美のミュージアムホテルで楽しむ大人のハロウィンアフタヌーンティー
「ホテル雅叙園東京」
2018年に創業90周年を迎える「ホテル雅叙園東京」は、館内のいたるところで絢爛豪華な美術・工芸品を観覧できる、日本美が詰まった唯一無二のミュージアムホテルからは、食空間プロデューサー山本侑貴子氏が監修するハロウィン装飾が施された店内で楽しめる「ハロウィン・アフタヌーンティー」をご紹介します。
「ハロウィン・アフタヌーンティー」
開催期間:2018年10月1日(月)~10月31日(水)
提供店舗:New American Grill“KANADE TERRACE”
時間 :平日 14:30~17:30(L.O) 土日祝 15:00~17:30(L.O)
価格 :3,000円(税・サ別)
パンプキンのオープンサンドやスープ、えびすかぼちゃのモンブラン、巨峰とマスカットのジュレ、和栗をまるごと閉じ込めたパイと、秋を代表する美味しさをバラエティ豊かに集め、上品な秋の味覚が織りなす「ハロウィン・アフタヌーンティー」。
ドリンクには、キャラメルフレーバー ロイヤルミルクティーやマロウブルーティーなど全10種類から選べるのも魅力的です。
■ユーモラスなスイーツやかぼちゃを使ったセイボリーが楽しめるハロウィン アフタヌーンティー
「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」
隅田川越しに広がる摩天楼とレインボーブリッジが輝く東京ベイの2つの夜景が魅力的な「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」。[スイーツレポート①]なぜ高級ホテルのスイーツが流行るのか!? でもご紹介した、エグゼクティブ シェフ パティシエ德永純司シェフによる、見た目も楽しく味のクオリティも高いアフタヌーンティーをご紹介します。
「ハロウィン アフタヌーンティー」
開催期間:2018年9月1日(土)~10月31日(水)
提供店舗:ニューヨークラウンジ By インターコンチネンタル 東京ベイ/1F
時間 :11:00~22:00(L.O.20:00)※営業時間は10:00~22:00(土日祝は9:00~)
価格 :スタンドスタイル/“WA”お重スタイル 平日 3,550円、土日祝 4,050円 (税サ別)
紫色のカシスのソースが入った注射器を添えたパンナコッタ、フランケンをモチーフにしたマカロン、ジャックランタンに見立てたチョコレートムース、さらに栗とカボチャを使った蜘蛛の巣のチョコがのったモンブラン、ユーモラスなおばけが目を惹くニューヨークチーズケーキは濃厚なチーズの味わいを楽しめる本格派。色鮮やかな紫芋を使ったスコーンやチョコチップ味の焼き立てスコーンも魅力的です。
「なごみ・くつろぎ・美食」を追及したニューヨークスタイルのラグジュアリーな空間で、優雅なアフタヌーンティーを楽しむことができます。
■ホテルの非日常の空間で楽しめるハロウィンアフタヌーンティー
「ホテル椿山荘東京」
「世界をもてなす、日本がある。」をコンセプトに、国の有形文化財の三重塔や茶室、史跡がある広大な庭園や、四季の風情を楽しめる美しい自然と日本のもてなしの心を体感できる空間や時間を提供する「ホテル椿山荘東京」からは清楚なアフタヌーンティーをご紹介します。
「ハロウィンアフタヌーンティー」
開催期間:2018年10月1日(月)~10月31日(水)
提供店舗:ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」
時間 :12:00~L.O.18:00
価格 :3,800 円(税込、サ別)
濃厚なラズベリーソースを掛けた葡萄のゼリー、ホワイトガナッシュをサンドした竹炭クッキー、フォトジェニックやゴーストケーキ ベークドチーズにコウモリが飛ぶ南瓜とアフリコットのタルトや、プレーンと南瓜とチーズのスコーンや、セイボリーもオシャレに仕上げた「ホテル椿山荘東京」のハロウィンアフタヌーンティー。
■暗闇で光るディスコフロアのデザートビュッフェ。派手かわバブリー「ハロウィーン・ディスコ」
「ヒルトン東京ベイ」
広大な東京湾に面した東京ディズニーリゾート(R)オフィシャルホテル「ヒルトン東京ベイ」。
東京ディズニーランド(R)や東京ディズニーシー(R)を目の前にしたパーク側と東京湾のオーシャン側、いずれも窓の外には素晴らしい景観が広がるホテル「ヒルトン東京ベイ」からは、常に進化し続け心に残る旅のひと時を演出するホスピタリティあふれるデザートビュッフェをご紹介します。
「ハロウィーン・ディスコ(Halloween Disco)」
開催期間:2018年9月8日(土)~10月31日(水)土・日・祝日と、10月31日(水)のみ営業
提供店舗:ロビー階「lounge O(ラウンジ・オー)」
時間 :土・日・祝日 13:30~15:30/16:00~18:00(2部制・2時間制)
10月31日(水) 13:30~16:30(1部制・3時間制)
価格 :大人 3,100円・お子様(4~12才)1,750円 (税サ別)※ドリンクバー付
テーマ性を持ったデザートビュッフェが魅力的な「ヒルトン東京ベイ」。今年 2018年で30周年を迎え、開業当時の80年代に流行したバブリーなダンスフロアをイメージした「ディスコ」と、秋を代表するイベント「ハロウィーン」を掛け合わせ、ここでしかできない体験を楽しめます。
ミラーボールを飾ったビュッフェ台に、赤・緑・黄・水色などに光るディスコフロアをイメージしたLEDライトパネルや、真っ白のゴーストスイーツが妖しく光るブラックライトの設置など、SNS映えするコーナーもあるデザートビュッフェ「ハロウィーン・ディスコ」。
派手かわハロウィンスイーツには、3色のカラフルなゼリーの中からギョロっとした目玉が覗く、優しいカルピス味の「目玉のディスコダンスゼリー」や、血を思わせる真っ赤なラズベリーソースが入ったスポイトと、ミニサイズのレコード盤を頭に乗せた「デッド・ゾンビ・カップケーキ」など、約20種類のデザートと、パスタやサンドイッチ、ヒルトンカレーなど日替わり約15種類の軽食が並ぶので、「甘い」「しょっぱい」そして「甘い」の無限ループが楽しめます。
■イタリアンドルチェを中心とした珍しいビュッフェもハロウィン仕様。「ハロウィンドルチェビュッフェ」
「第一ホテルアネックス」
JR・東京メトロ銀座線「新橋駅」地下歩道直結、徒歩約2分と便利な立地にある「第一ホテル東京・第一ホテルアネックス」は、2018年4月に第一ホテル創業80周年を迎えました。
ビュッフェの中でも珍しい、イタリアンドルチェ・デザートピッツァを中心に楽しめる「第一ホテルアネックス」トラットリア「ラ・パランツァ」のドルチェビュッフェをご紹介します。
日曜日・祝日限定「秋ハロウィン イタリアンドルチェビュッフェ」
開催期間:2018年9月2日(日)~10月28日(日)
日曜日・祝日のみ営業
提供店舗:トラットリア「ラ・パランツァ」
時間 :15:30~17:00(90分制)
価格 :2,500円(ソフトドリンク付き、税サ込)
店内にあるピザ窯から焼きたてを提供するピッツァやドルチェピッツァ、イタリアンドルチェからはスープのようにシロップをたっぷり使った栗と洋梨のズッパイングレーゼ、かぼちゃと栗のトルタなど秋の味覚を使用した多彩なデザートに、パスタやミネストローネなど軽食も含めた約30種類のラインナップに、タイムサービスには特別デザートも提供されます。
ビュッフェ価格帯的にも非常にお手頃な「第一ホテルアネックス」のドルチェビュッフェ。
パティシエではなく、レストラン シェフだからこそ生み出せる素材使いの趣向を凝らしたドルチェを是非お楽しみください。
■お家で楽しむハロウィンパーティー
フラワーババロア専門店「花のババロアhavaro」
食べられる花の“エディブルフラワー”をつかったフラワーババロア専門店「花のババロアhavaro」。季節や開花具合などで入荷される花をゼリーに閉じ込め、パティシエ独自の感性で仕上げたフラワーババロアを提供しています。
同一の商品が並ぶことが無いため、『日々変わる色とりどりのオンリーワンスイーツ』を楽しむことが出来るのもホームパーティー スイーツには最適です!
「ブーケ・ハロウィン」
販売期間:2018年10月19日(金)~10月31日(水)
販売店舗:PARADISトウキョウミタス店・PARADISイクスピアリ店・PARADIS小石川本店
価格 :2,800円(税抜)
パティシエ独自のスペシャルレシピでフルーティーに仕上げたパンプキンのなめらかなババロアに、林檎のコンポートを合わせたテーブルの華にもなる「ブーケ・ハロウィン」。可愛らしいおばけたちをちりばめた、この時期限定のババロア。
昨今流行りのホームパーティーや持ち寄りパーティーに喜ばれるスイーツアイテムではないでしょうか。
今回は、ハロウィンをテーマとした「アフタヌーンティー」、「ビュッフェ」、「お家スイーツ」から話題のハロウィンスイーツをご紹介いたしました。
私自身も20代の頃は仮装をしたり、ハロウィンパーティーに参加したりと「ハロウィン」を宗教的ではなくイベント事としてとらえて、この季節ならではの秋の素材を使った期間限定スイーツを楽しんだものです。
今は母になり、息子も一歳を過ぎたので参加できるイベントは限られてはいますが、お家で祝えるハロウィンスイーツを一緒に楽しみながらコミュニケーションをとっていこうと思います。
親になって思う事ですが、スイーツだけに限らず『美味しい食べ物は家族のコミュニケーションツール』にもなるのだと改めて感じました。
是非、皆さまも今年のハロウィンは笑顔のコミュニケーションツールとしてスイーツと共にお祝いしてみてはいかがでしょうか?
次回は、今話題の日本上陸海外発スイーツ専門店をご紹介いたします。
お楽しみに!