2018/10/02

 

ダーク、ミルク、ホワイトに次ぐ、第4のカテゴリーのチョコレートとして、バリーカレボーが開発した「カレボー®ルビーチョコレート RB1（アールビーワン）」。
スイーツコンシェルジュの皆さまの中には「もうその名を耳にしたよ」「もう食べたよ！」なんて情報通の方もいらっしゃるかと思います。

9月中旬、東京 溜池山王「ANAインターコンチネンタルホテル東京」で開催された「カレボー®ルビーチョコレート RB1 消費者向け新商品 発表・先行試食会にお邪魔してきました。

 

 

 

 

■ルビーチョコレートRB1とは。

 

スイス・チューリッヒに本拠をおき、高品質カカオと最高級チョコレートを取り扱う、ベルギーの世界最大手業務用チョコレートメーカー「Barry Callebaut（バリーカレボー）」から、業務用として2018年10月3日（水）より発売が開始される「ルビーチョコレート RB1」。

今世紀、80年ぶりの奇跡！「第4のチョコレート」というカテゴリーで注目を浴びているチョコレートの新作です。

 

ブラジル、エクアドル、コートジボアールで栽培されているカカオの中で、ルビーカカオ豆の特徴であるピンク色のルビーカラーと、甘酸っぱいフルーティーな味を引き出す前駆物質を保持するカカオ豆を用いています。

 

ルビーカカオの特徴である綺麗なルビー色を最大限かつ自然に引き出すために、「バリーカレボー」が約10年にわたる研究開発を経て、特殊製法を開発したのだそうです。
着色料を一切使わない、カカオ由来の鮮やかなルビー色の成分を保持する天然カカオによって作り出された奇跡のチョコレート。
鮮やかな色彩もそうですが、フレッシュでベリーのような酸味が特徴的です。

 

今までのチョコレートとは、大きく異なる製造行程の用途や方法に、取り扱ってみたパティシエは「可能性が大きく広がる魅力的なチョコレートだ」と語っていました。

 

 

■発表会にて
「カレボー®ルビーチョコレート RB1」発表会にはそれぞれの社長様や、パティシエ、御担当者が登壇し説明されました。

 

左側順：和泉光一シェフ、ANAインターコンチネンタルホテル東京 リージョナル総支配人　東京・沖縄エリア　ミシェル・シェルトー氏、株式会社 ユーハイム　ザ・ルビー開発担当　鈴木　翔子氏、株式会社 ローソン　上級執行役員　商品本部　本部長代行　涌井　和広氏、バリーカレボージャパン代表取締役社長　パスカル・ムルメステール氏、辻口博啓シェフ、小山進シェフ、水野直己シェフ

 

 

■「ルビーチョコレート RB1」を使用した消費者向け新商品の販売開始

 

今回の発表会では、9月から順次先行発売を開始それぞれの商品の特徴が発表され、試食もしました。

 

 

 

カレボー大使である和泉光一シェフ「アステリスク（東京 代々木上原）」からは、パウンドケーキ シリーズに新たに加わる「ケイク ルビー」を10月初旬から販売予定。

 

【和泉光一シェフ】

 

商品名　：ケイク ルビー（2,000円　税込）
発売日　：2018年10月初旬
販売店舗：アステリスク（東京都渋谷区上原1-26-16 タマテクノビル 1F）

 

「アステリスク」の数あるパウンドケーキのシリーズ「ケイク」に10月初旬から新たに加わる「ケイク　ルビー」。ルビーチョコレートのガナッシュをサンドし、生地の中にもルビーチョコレートを練り込み、ルビーチョコレートのパータグラッセでコーティングした“オールルビー”のケイクです。

 

 

水野直己シェフ「洋菓子マウンテン（京都 福知山）」では、ボンボンショコラ「ルビーココ」が9月22日より店頭にて販売開始です。

【水野直己シェフ】

 

商品名　：ルビーココ（1,080円　税込）
発売日　：2018年9月22日（土）
販売店舗：洋菓子マウンテン（京都府福知山市字猪崎小字山322）

自然な酸味を引き立てる様にクランベリービネガーを合わせたガナッシュをココナッツの甘い香りで包み込んだボンボンショコラ。ルビーショコラを初めて食べて受けた衝撃、その一瞬の感覚を詰めこんだのだそうです。

 

 

6月のベルギー大使館で行った「RB1」日本上陸の記者発表に出席した、辻口博啓シェフ「モンサンクレール（東京 自由が丘）」は、ルビー色を引き立てる「ソシソンショコラルビー」を本店と百貨店等催事場にて2019年1月中旬より販売開始。

 

【辻口博啓シェフ】

 

商品名　：ソシソンショコラルビー（2,300円　税込）
発売日　：2019年1月中旬
販売店舗：モンサンクレール、百貨店等催事場

 

 

ルビーショコラを使用したショコラベースにクランブル、クランベリー、ピスタチオ、クルミ、ヘーゼルナッツ、パッションフルーツのギモーブ、フリーズドライの苺を練りこみ、食感、香り、味わい豊かに仕上げた「ソシソンショコラルビー」。ルビー色を引き立てる形、特徴的なフルーティーの香りが全体に広がるショコラです。
カカオの魅力や面白みを感じ、新しいショコラの可能性を感じたそうで、今後「モンサンクレール」以外の辻口ブランドでもルビーRB1使用の商品を展開することを考えているそうです。

 

 

小山進シェフ「パティシエ エス コヤマ（兵庫 三田）」からは、要冷蔵の小山チーズにルビーとコーヒーを合わせた「小山チーズ エチオピアンコーヒー+ルビーチョコレート」が11月1日から販売。

【小山進シェフ】

 

商品名　：小山チーズ エチオピアンコーヒー＋ルビーチョコレート（1,728円　税込）
発売日　：2018年11月1日（木）
販売店舗：パティシエ エス コヤマ

 

 

 

小山シェフが初めて第4のチョコレートといわれる新しいチョコレート「ルビーチョコレート」を口にしたとき真っ先に浮かんだのは「コーヒーチェリー」。

コーヒーの実の果実味を思い起こさせるその味は「今までビターやミルクのクーベルチュールでは出来なかった“フルーツとしてのコーヒー”という切り口を、より深いマリアージュで表現できるのではないか」と、創作のスイッチに響いたそうです。

 

ルビーチョコレートの特長であるベリー系のフルーツを思わせるナチュラルな酸味と合わせたのは、数あるシングル・オリジンコーヒーの中から選び抜いた「エチオピア・ジンマ産フンダ・オリ農園」のコーヒー。このコーヒーが持つアプリコットやチェリーのような凝縮した酸味とルビーチョコレートは非常に相性が良いのです。

 

北海道産のフレッシュなクリームチーズを使用した新作「小山チーズ エチオピアンコーヒー＋ルビーチョコレート」は、フルーティーな酸味を宿したスペシャルティコーヒーのカフェ・オレを味わっているかのようで、ほのかな酸味と乳味感がコーヒーとルビーの酸味と交わり、心地よいフルーティーな余韻をもたらします。

 

 

「ローソン」からはルビーチョコレートを活かした「Uchi Cafe プレミアムルビーチョコレートのロールケーキ」を9月25日から販売、クリスマスケーキとして「Uchi Cafe ルビーチョコレートのショコラケーキ」が12月2日より予約開始されます。

 

【株式会社ローソン】

 

商品名　：Uchi Caféプレミアムルビーチョコレートのロールケーキ（350円　税込）
発売日　：2018年9月25日（火）
販売店舗：ローソン全店（ローソンストア100除く）

 

 

コンビニ初「カレボー®ルビーチョコレート RB1」使用のスイーツが誕生します。ローソンUchi Cafe'看板商品である「プレミアムロールケーキ」との共演です。

スポンジ生地にも、中のクリームにもルビーチョコレートを使った、ルビーチョコレートづくしのロールケーキ。中には、酸味のあるベリーソースをサンドし、五感全てで味わうチョコレートロールケーキとして販売されます。ルビーチョコレートのチョコプレートを添えることで、初めてルビーチョコレートに出会う方にも、本来の特徴的な味を体感できるようになっています。

 

 

商品名　：Uchi Caféルビーチョコレートのショコラケーキ（3,200円　税込）
発売日　：2018年12月2日（日）～12月25日（火）※クリスマスケーキとして予約発売
販売店舗：ローソン全店（ローソンストア100除く）

 

聖夜を彩るクリスマスケーキとして発売する「Uchi Caféルビーチョコレートのショコラケーキ」。

濃いチョコレートグラサージュの中には、ミルクチョコレートムース、ルビーチョコレートガナッシュ、ビターチョコレートムースで、土台はチョコレートスポンジ。

トップは、ルビーチョコレートのホイップクリームにストロベリーピースと愛らしいピンク色が映えるクリスマスケーキです。

 

 

「ユーハイム」は各店舗やオンラインショップで「ルビーミルフィーユ/ルビーミルフィーユアソート」を9月25日より販売。

【株式会社ユーハイム】

 

商品名　：ルビーミルフィーユ/ルビーミルフィーユアソート（540円/1,080円/2,160円　税込）
※1,080円、2,160円はルビーミルフィーユとミルクチョコレートミルフィーユのアソート
発売日　：2018年9月25日（火）
販売店舗：北海道：10店舗/関東：22店舗/関西：37店舗/東海：12店舗/中国：9店舗/九州：11店舗/ユーハイムプレミアムオンライン

 

ルビーチョコレートでコーティングされたフィンガータイプのミルフィーユ。北海道産バターを練り込んだパイ生地に、イチゴとラズベリーのミックスクリームをサンドしています。

ルビーチョコレートの酸味とベリークリームの酸味が寄り添うことで、フルーティーな味わいを実現。パイ生地のサクサクと軽い食感も相性が良く、ついもう一つと手が出しやすい味わいになっています。

 

 

「ローゼンハイム」は食べ比べができるようにと4種類のタブレットを用意した「ルビー&チョコレートヒストリー」が10月上旬からお歳暮カタログにて販売されます。

【株式会社ローゼンハイム】

 

商品名：ルビー＆チョコレートヒストリー（3,456円　税込）
発売日：2018年10月上旬より順次発売
販売店舗：全国有名量販店　※お歳暮カタログでの販売になります

 

ルビーチョコレートをバリエーションで楽しめる、お重のように重ねたギフト。１段目の「チョコレートヒストリー」は4種類のチョコレートを食べ比べるアソート。
【1st】「スウィートチョコレート」×カカオニブ【2nd】「ミルクチョコレート」×アーモンド【3rd】「ホワイトチョコレート」×ストロベリー【4th】第4のチョコレート「ルビーチョコレート」×ラズベリー。

 

 

そして今回の発表会で1番気になったのが、「ANAインターコンチネンタルホテル東京」。同社によるルビーチョコレートを使用したアフタヌーンティーなど、合計47種類のルビーチョコレートを使用した商品がレストランも含めて楽しめるイベント『チョコレート・センセーション』です。ホテル内10ヶ所のレストラン＆バーほかパブリックエリアを含め、全館を挙げて開催されます。

チョコレートブッフェまでルビー色に染まるとは興味深いですね。

 

【ANAインターコンチネンタルホテル東京】

 

商品名　：Chocolate Sensations　Starring Ruby Chocolate（各店により価格は異なります）
発売日　：2018年10月1日（月）～2018年12月26日（水）
実施店舗：アトリウムラウンジ、シャンパン･バー、ピエール･ガニェール　パン・エ･ガトー、MIXXバー＆ラウンジ、ダビンチ、ピエール・ガニェール、ザ・ステーキハウス、雲海、カスケイドカフェ　

このイベントの中でも特に注目のスイーツ4種類をご紹介します。

 

 

●アトリウムラウンジ（2FL.）ATRIUM LOUNGE
「ルビーチョコレート・アフタヌーンティーセット」 お１人様 6,400円

 

＜時間＞ 平日 12：00～18：00、土日祝日 11：00～13：00/13：30～15：30/16：00～18：00 　3部制

 

ルビーチョコレートのプチガトー（１１種類）、セイボリー（5種類）、飲み物は22種類からいずれか1つ。

 

 

●シャンパン・バー（3FL.）The Champagne Bar
「チョコレート・デザートブッフェ」 （コーヒー･紅茶ほか計15種類のお飲み物のフリードリンク付）
 お1人様 平日 5,600円/土・日・祝日 6,200円

 

＜時間＞ 11：30～13：00/13：30～15：00/15：30～17：00/17：30～19：00/19：30～21：00 5部制
※但し、日曜のみ4部制（19：30～21：00を除く）

 

オリジナルの「ルビーチョコレート」（宝石型/リップ型）をはじめ、ルビーチョコレートをふんだんに用いたキュートなケーキやデザート計11種類、ダーク、ミルク、ホワイトなど各種チョコレート及び、彩り豊かなチョコレートスイーツ16種類、サンドイッチ類などの軽食を5種類。30種類以上のブッフェアイテムを揃えています。

 

 

●ピエール・ガニェール パン・エ・ガトー（2FL.）PIERRE GAGNAIRE PAINS et GATEAUX

 

＜販売時間＞7：00～22：00/土日祝日 7：00～20：30

 

フランスのエスプリが薫るパンとケーキをテイクアウトできる「ピエール・ガニェール パン・エ・ガトー」では、ルビーチョコレートをはじめ、各種チョコレートを使用した様々なパンやケーキ、マカロン、クッキーなど、テイクアウト商品を50種類以上揃えます。3つ星シェフ「ピエール・ガニェール」の独創性あふれる品々が目でも舌でもお楽しみいただけます。。

 

 

●ピエール・ガニェール（36FL.）PIERRE GAGNAIRE

 

期間：2018年10月3日（水）～12月19日（水）水曜日限定

 

麗しいピンクをテーマカラーに、ロゼシャンパンとランチコースをセットした女性のための「ピンクレディースランチ」（12,000 円）に、ルビーチョコレートを贅沢に使用した特別なデザート「スフィア・ルビー」が提供されます。
ドライフルーツ（アプリコット、プルーン、イチジク）のマーマレード、滑らかなルビーチョコレートとラズベリーのクリーム、ハイビスカスのビスケットの3層を球体に整え、ハイビスカスのムースで包み込みます。その球体（スフィア）にハイビスカスジュースのグラッサージュをまとわせ、ルビーチョコレートでコーティングした、まるで宝石箱のような一品です。

 

ANAインターコンチネンタルホテル東京の『チョコレート・センセーション』は、チョコレート総重量 4,500kg、合計 220 種類ものチョコレートメニューを揃えたとても魅力のあるイベントです。
また別途皆様に詳細などをご報告したいと考えていますので、楽しみにしていてください。

 

 

 

■カレボー®ルビーチョコレート RB1　購入方法

「カレボー®ルビーチョコレート RB1」は、2018年10月3日より販売開始します 。（業務用なので、1.5kgの内容量）
価格　：5,400円
原産国：ベルギー
形状　：カレット
購入先：
株式会社前田商店
http://www.j-maeda.co.jp/

カレボーチョコレート公式通販（楽天）
https://item.rakuten.co.jp/callebaut/hr-r35rb1-jp-u74/

 

 

■バリーカレボー（Barry Callebaut）について

 

チューリヒを拠点とし、2016/17年度に約68億スイスフラン（58億ユーロ/69億米ドル）の売上を記録したバリーカレボーグループ。カカオ豆の調達・加工からチョコレートフィリング、デコレーション、コンパウンドをはじめ高級チョコレートの生産まで行う世界有数の高品質チョコレートおよびココア製品メーカーです。

グルメ顧客のニーズに対応する主なグローバルブランドとして、カレボー®（Callebaut®）とカカオバリー®（Cacao Barry®）の2つがあります。

 

カレボー®は、1850年にベルギーで麦芽醸造および乳製品会社として創立されました。カカオ豆を選定し、ロースト、グラインドを経て、クーベルチュールチョコレートにとって最も重要な原材料でありその味わいや品質の秘訣ともなる、独自のカカオマスから製造している数少ないチョコレートブランドです。

 

1911年に初めてのチョコレート・バーを生産、その後ベルギー国内のチョコレートメーカー向けにクーベルチュールチョコレートの生産を始めました。現在は世界有数の高品質チョコレートおよびココア製品メーカー、バリーカレボーグループに属しています。
1970年代からは、株式会社前田商店等を通じて日本でも流通していました。2004年には、バリーカレボー初の日本オフィスを東京に設置。

 

日本においてのチョコレートの取り組みをより強固にするため、2015年、東京　大崎に開設した「CHOCOLATE ACADEMY™（チョコレートアカデミー）センター」（アジア太平洋地区では4校目、世界では21校中19校目）では、同センターのシェフによって5,000名を超えるプロフェッショナルがトレーニングを受け、スキルを活かしながらチョコレートの最新トレンドやイノベーションについて知識を深めています。

 

 

 

今年度は、世界中から注目を集めるルビーチョコレートを使用したスイーツで、秋やクリスマス、バレンタインといった「ルビー色」に彩られたスイーツが並びだします。
「カレボー®ルビーチョコレートRB1」を使用した冬スイーツトレンド。
是非皆様にも美しいルビー色、そしてフルーティーな味わいを楽しんでいただけたらと思い、紹介いたしました。

 

 

 

 

次回はハロウィン情報をお届けします。