[コレ食ベ]「自由が丘ロール屋」のショコラロール(東京・自由が丘)
2016/04/20
世界初のロールケーキを専門に取り扱って夢を提供する、モノづくり工房
最新スイーツのトレンドを発信し続ける街、自由が丘。その自由が丘で、世界的なパティシエである辻口氏が温めていた長い構想の末に完成させたのが世界初のロールケーキ専門店「自由が丘ロール屋」である。
店の象徴である渦巻き模様の外観の佇まいからして、まるでどこか異次元の世界に足を踏み入れるような、そんなドキドキ感を植え付けさせてくれる。店内には、シーズンに合わせた旬の素材を使ったロールケーキや時代の一歩先を行くスタイリッシュなデザインのロールケーキが所狭しとショーウインドウに光り輝きながら並んでいる。レジの後ろは工房になっており、造り手のモノづくりへの情熱を肌で感じることが出来る。
スタンダードなショコラロールを敢えて頼んでみたが、濃厚なショコラ生地にクリームがしっとり丁寧に包まれており、美味しさ以上に優しさを感じた。また、淹れたコーヒーとも相性抜群で、相乗効果は大きい。また、ケーキを包んでいる包装紙にもうずまき模様がデザインされており、こうしたディテールにまで店のコンセプトをぶれずに貫き、遊び心を取り入れているのは素敵だと 思った。その時、ふと工房で真摯にモノ作りに向き合っていた店員さん、レジで満面の笑みで接客していた店員さんの顔を思い出した。
やろうと思えば初めてのことは出来る、斬新なことは少し捻って考えればでてくる、でもそれで店を何年も続けることが出来るかというとそれは全く別である。しかし、「自由が丘ロール屋」はただ誰も考えたことのないことをしている訳でもなく、ただクリエイティブなことをしているのではない。店のコンセ プトを曲げずに、妥協を許さない徹底したクリエイティブな姿勢で、ロールケーキを通して新しいモノづくりの在り方、消費者に対してその場しのぎの即席ではなく、生涯にわたってドキドキ感を持って買って良かったと思える夢を提供する、そんなホスピタリティのマインドを持った店「自由が丘ロール屋」に是非一度、足を運んでみてはいかがだろうか。漢一人でも決して入りにくくないので男性の方にもオススメである。
店舗情報
所在地|東京都目黒区自由が丘1-23-2
営業時間|11:00~19:00
定休日|水曜・第3火曜
URL|http://www.jiyugaoka-rollya.jp/
執筆|植村 和樹
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