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Vol.14  儚いデザート「スフレ」

Vol.14 儚いデザート「スフレ」

2013/10/04

私は広尾にあるル・スフレをレポートしたいと思います。
店名の通り、スフレが有名なこのお店は、日比谷線広尾駅から徒歩6、7分と非常に交通の便がよい場所にあります。店はビルの2Fにあり、1Fにはメニューを記載した看板がありましたが、少し迷ってしまいました。

ランチ過ぎに店内に入りましたが、店内の8割以上のテーブルは埋まっており、一番入り口近くのテーブルに案内されました。その時の店員は2名、厨房には3名以上のシェフがいたかと思います。特にオーブンの前でスフレを焼いているシェフの真剣な表情が印象的でした。また足早に焼きあがったスフレを給仕するサービスの方々にも好感が持てました。

さてメニューの方ですが、ランチメニュー(キッシュ2種+サラダ+スフレ+ドリンク)もあったのですが、お腹が減っていなかったので、カシススフレ(1050円)とコーヒーを注文しました。注文してからの待ち時間が15~20分くらいあったと思いますが、やや時間を持て余した感がありました。ランチメニューならば、サービスの方がタイミングを見ていてくれているので、そのようなことはないと思います。

スフレ

出来立てのスフレはネットの評価通り、完成度が非常に高く、食べるのが勿体なかったです。
私自身も過去にスフレは何度も焼いたことがありますが、このお店のスフレの様に高さがあってかつ焼き色も十分で、さらに上面はでこぼこしていないものを作ることなんてできませんでした。
オーブンは種類によって性能が違い、また同じオーブンでもスフレを入れる場所によっても膨らみ方が変わります。それに日によってメレンゲの泡立ちが微妙に違いますし、ネタとメレンゲの微妙な混ぜ加減でもスフレの膨らみ方は変わります。しかしサービスが給仕していたスフレはどれも同じ様に膨らんでおり、シェフの腕だけでなく、原料管理、温度管理、が行き届いていることを伺いしることができました。

デザート見て感動したのは久しぶりでしたが、個人的には、もう少し粉感が感じられるスフレよかったかと思います。最近は見た目ばかり派手で、寄せ集めみたいなデザートが横行する中で、こうした伝統的なデザートを高いレベルで提供するお店は非常に貴重だと思います。まだまだ他にメニューは沢山あるので、また訪れたいと思います。次はランチメニューで! 

(SC000231 井部豊大)

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