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【東京】「映画から学ぶ世界の食文化講座 Vol.3」レポート

【東京】「映画から学ぶ世界の食文化講座 Vol.3」レポート

2013/10/15

2013年9月28日、並木麻輝子先生を講師としてお迎えし、イベント講座『映画から学ぶ世界の食文化 Vol.3』を開催しました。
今回は、ご参加いただいたスイーツコンシェルジュの大宮司麻美さんにレポートして頂きました。

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2013年9月28日に、料理ジャーナリスト、ヨーロッパ郷土料理・菓子・食文化研究家の並木麻輝子先生による「映画から学ぶ世界の食文化 Vol.3」が開催されました。
全3回シリーズのこの講座、1回目はフランス映画の「アメリ」、2回目はイタリア映画の「向かいの窓」、そして3回目はイタリア映画の「マカロニ」を鑑賞しました。

この作品はナポリを舞台にした映画で、タイトルはラストシーンで使用された「マカロニ」に由来しています。
確かに食べ物が出てくるシーンが多く、とてもおいしそうなものばかりですが、実際は涙ものの友情ストーリー。

①

並木先生の解説が入りながら映画を進めていくと、ナポリのおいしそうなお菓子がでてきました。
日本では見たことのない、顔の2倍はあるであろう大きさのババ、山積みのスフォリアテッレ、赤ワインに付けながら食べるタラーリ。
今回はその三品を、北青山にあるソルレヴァンテさんにご協力いただき、作っていただきました。

②

ババはナポリ銘菓で、ラム酒風味のシロップがたっぷり染み込んでいるのが、特徴。
小さいサイズのものを作っていただきましたが、サイズとは裏腹にラム酒がしっかりきいており、存在感たっぷりのババでした。

スフォリアテッレはババと同じくナポリ銘菓で、極薄の生地が何層にも重なったパリパリ食感と香ばしさ、柑橘系のさわやかな香りが効いたなめらかなセモリナ・クリームがクセになる貝殻型のお菓子でした。

タラーリは塩味のお菓子でおつまみのような感覚で、まさに赤ワインと合う味でした。

日本ではなかなか見ないお菓子がほとんどでしたが、映画を見ながら並木先生の解説と共に食べると、イタリアの空気味わえた気分になりました。

また、もうひとつの楽しみである並木先生のヨーロッパ滞在レポート。
今回はシチリアのお話をして下さり、各食文化や郷土菓子などを写真とともにご紹介頂きました。

③

さらに、おみやげとしてシチリアのお菓子をご用意して下さいました。
シチリアはアーモンドの名産地ということで、フレッシュなアーモンドから作られたものが多く、香ばしいナッツの香りが印象的でした。

「映画から学ぶ世界の食文化」はこれで終わりですが、また次回も開催されることを楽しみにしています。
並木先生、ありがとうございました。

(SC000437 大宮司麻美)

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