2014/11/05

2014年10月31日、『スイーツマリアージュ講座～クラフトビールと楽しむスイーツ～』を開催いたしました。
講師は、昨年『紅茶の魅力を知る〜紅茶とスイーツのおいしい関係』でも講師を務めて頂いた日本ドリンク協会代表理事でティースタイル代表の山上昌弘先生。山上先生はジャパンビアソムリエ協会理事でもあり、普段はビールのソムリエ講座等も開催されています。

そんな山上先生から、まずはビールの基礎知識について。
ビールは『麦、ホップ、酵母、水を原料に作られた醸造酒（JBSA）』ですが、クラフトビールは『主に小規模醸造所で、職人によってこだわって作られるバラエティ豊かな風味のビール。従来の画一的な工業的大量生産ビールと区別される言葉として使用されるが、定義はあいまい』とのこと。

麦芽の実物を見せて頂いたり基礎知識をお聞きした後は、いよいよクラフトビールの試飲とスイーツのマリアージュの体験です！
今回ご用意したクラフトビールは全部で8種類。中には、日本未発売の貴重なものや、当日がハロウィンということでハロウィンにちなんだ季節限定のフルーツビールも。

写真左より
①Ottakringer　wiener original　５％（オーストリア）　金
　Pils オッタークリンガー ウインナーオリジナル

②紅赤-Beniaka　７％　（日本　Coedo）　スペシャル
　ベジタブルビア　コエド　ベニアカ

③Lindemans Framboise（ベルギー）２．５％　サワー＆フルーツ　
　Fruits Lambic　リンデマンス　フランボワーズ　

④Bluemoon ５．５％（アメリカ）　白
　Belgian-Style Wheat Ale　　　ブルームーン

⑤Apple cinnamon ale（日本　Sankt Gallen）４．８％　フルーツ　
　Fruits Beer　　サンクトガーレン　アップルシナモンエール

⑥Lion Stout ８％（スリランカ）　黒
　Stout ライオンスタウト

⑦Chimay Grande Reserve　９％（ベルギー）　茶
　Trappistes　シメイ グランリザーブ

⑧Horny Devil（Alesmith）１０％　（アメリカ）　金
　Belgian-Style Golden Strong Ale　ホーニーデビル

そして、これらのクラフトビールに合わせるスイーツがこちら。

●和ラスク（和楽紅屋）
●ソラマメ×トマトバジル（Feve）
●アーモンド×ストロベリー（Feve）
●コンイチュールオランジュ（コンフィチュールアッシュ）＆クリームチーズのせクラッカー
●セラヴィ（モンサンクレール）
●テリーヌショコラ（ショコラモンサンクレール）

山上先生曰く、スイーツマリアージュとはスイーツのおいしさをさらに引き立てる自分好みの組み合わせをどれだけ見つけられるか、が楽しいところ。自分の好みを他人に薦めてみても好みは異なるかもしない、ということを知った上で、意見交換してみるのも楽しみ方のひとつ。
マリアージュのポイントとしては、似たような味を合わせる”シンクロ”か、全く逆の”対比”を組み合わせてみるのが合わせやすいとのこと。また、”まったり”、”上質な”など形容詞で合わせてみるのもおもしろいそうです。
ビールはシュワッとした炭酸が口をさっぱりリフレッシュさせるため何でも合わせやすく、合わないものは少ないとのこと。ワインの印象が強いイタリアでも、最近ではクラフトビールが料理とよく合うとして人気が高まっているそうです。

ビールは、ビール自体の種類が豊富なのはさることながら、使用するグラスや注ぎ方、飲むシーンなどによっても大きく印象が変わります。
ご参加頂いた皆さんも、そんなビールの奥深さやスイーツとのマリアージュに新たな発見が多かったようです。
ぜひ皆さんも自分好みの楽しみ方を探してみてはいかがでしょうか！

（一般社団法人日本スイーツ協会）