スイーツコンシェルジュの資格認定・スイーツコンシェルジュ検定や各種講座を実施する「日本スイーツ協会」

【東京】「第1回 スイーツコンシェルジュ交流会  」レポート

【東京】「第1回 スイーツコンシェルジュ交流会 」レポート

2012/08/26

2012年8月26日(日)に、一般社団法人 日本スイーツ協会が発足して以来初となる「第1回 スイーツコンシェルジュ交流会」が開催されました。

初開催となる交流会に参加した人数はなんと100名超!中には関西や東北、北陸、中国地方など、はるばる遠方からいらっしゃったスイーツコンシェルジュも。全国のスイーツコンシェルジュが一堂に会する、一大イベントになりました!

会の幕開けは、一般社団法人 日本スイーツ協会・代表理事の辻口博啓氏からご挨拶。 「スイーツコンシェルジュの皆さんには、“生産者と消費者の橋渡し役”として、スイーツを通じて日本を元気にしてほしい!」と、熱い思いを語ってくださいました。

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続いては、スイーツ業界の第一線で活躍中のお三方による「スペシャル対談」。

登壇者は 写真一番左から、オールアバウトのスイーツコーディネーター 下井 美奈子さん、代々木上原の人気パティスリー「アステリスク」のオーナーシェフ 和泉 光一シェフ、情報webサイト「OZmall」の副編集長 荒川 直子さん。対談テーマの『スイーツを取り巻くトレンドと情報発信』について、ここだけでしか聞けない貴重なお話をうかがいました。

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スイーツのみならず様々なジャンルのトレンド情報を発信する「OZmall」の副編集長・荒川さんは、震災以降、トレンドにも変化が起きていると感 じているのだそう。「以前は“新作”が注目されていたけど、今は“新発見”もキーワード。日本のいいものを見直そう、という流れが起きているんです」

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「震災後のトレンド変化は僕も感じています。アステリスクでは日本の旬の美味しい素材にこだわって、契約農家からフルーツを仕入れています」と語る 和泉シェフ。秋には国産の洋ナシを丸ごと1個(!)のせたタルトを発売するという最新情報も教えていただきました。最大限に甘く完熟になるまでは、決して 店頭には出さないというこだわりよう!

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でも、どんなに美味しいスイーツを作っても、その情報を伝え、広めてくれる人がいなければ“トレンド”は生み出されないのだといいます。下井さんは 「今は個人がブログやSNSを使って情報発信できる時代。だからスイーツコンシェルジュの皆さんにも、積極的に情報発信をしていってほしい」と、まだ 「ホームページ」や「メルマガ」がメジャーではなかった頃から、独自にwebでスイーツ情報の発信を始めていたご自身の経験談も交えて、語ってくださいま した。

この対談を聞いて、「自分にもスイーツを通じてできることがある!」と感じたコンシェルジュの方も多かったのでは?

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とてもためになるお話に聞き入った後は、「SWEETS AWARD 2012 スイーツコンシェルジュが選ぶ イチオシスイーツ」の発表!

「SWEETS AWARD」とは、投票によりスイーツコンシェルジュ公認のイチオシスイーツを決定する企画で、こちらも今回が初めての実施。今年のテーマは、広く愛さ れ、今や日本のスイーツ文化に欠かせないアイテム「ロールケーキ」。 交流会前に、スイーツコンシェルジュが各々のオススメロールケーキにハガキで投票していたのですが、当日は「イチオシスイーツ」に決定した3つのロール ケーキの発表が行われました。

「イチオシスイーツ」に選ばれたロールケーキはこちら!!

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◇「堂島ロール」(パティスリー モンシェール)

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◇「キハチトライフルロール®」(パティスリー キハチ)

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◇「自由が丘ロール」(自由が丘ロール屋)

 

発表の後は、お待ちかねの「イチオシスイーツ」試食&品評会♪

出てきたケーキに会場は一気にテンションUP!あちこちから「美味しい!」という歓声とともに、思わず笑顔がこぼれます。 試食しながら行われた品評会では、“味” “食感” “バランス”の項目ごとに各ロールケーキを5つ星で評価し、美味しさや感動を伝えるための「イチオシコメント」を記入。品評会の結果は、また後ほ ど・・・!

試食&品評会の最中は、代表理事の辻口博啓シェフ、対談にご登壇くださったお三方に加え、ゲストでお越し下さった、スイーツ検定講師でおなじみの並 木麻輝子先生、ル ショコラ ドゥ アッシュのシェフショコラティエ・若林繁シェフ、数々のスイーツ書籍の撮影をされているカメラマンの大山裕平さんも、各テーブルを回って直接話したり一緒 に写真を撮ったり、楽しい交流の時間となりました。

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◇スイーツコンシェルジュと交流する若林シェフ

ちなみに、スイーツコンシェルジュ限定のイベント講座が約月1回開催されていますが、当日もゲストで来てくださったカメラマン大山さんによる「ス イーツを美味しく撮る写真講座」を11月に開催予定です。詳細は決まり次第、協会のホームページにUPしますので、楽しみにお待ちくださいね!

 

さて、試食&品評会が終わった後は、サプライズで行われた「スイーツ・キャンバス・パフォーマンス」。辻口シェフと若林シェフがスイーツの素材を使って、それぞれ思い思いのアート作品を即興で仕上げるというパフォーマンスです。

辻口シェフは、飴細工と薔薇の花を使った作品。「パラチニット」と呼ばれる砂糖を溶かしてキャンバスに流し、赤と青の色素で着色していきます。なかなか見る機会のない作業に、スイーツコンシェルジュの皆さんも興味津々!

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若林シェフはショコラティエらしく、「グラサージュショコラ」と呼ばれる、チョコレートムースの上掛けなどに使われる素材で、海を描いていきます。ショコラの黒だけで濃淡を表現できるのがパティシエの技ですね!

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完成した写真がこちら。

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◇辻口シェフの作品

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◇若林シェフの作品

なんと、どちらも下書きなし!ほんの十数分でみるみる内に完成しました!!素晴らしいパフォーマンスに、会場からは惜しみない拍手が送られました。

 

そして、パフォーマンス終了後は、とうとう「SWEETS AWARD 2012 スイーツコンシェルジュが選ぶ イチオシスイーツ」の品評結果発表!!結果は・・・

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◇「堂島ロール」

味   :☆☆☆☆
食感  :☆☆☆☆
バランス:☆☆☆

◇「キハチトライフルロール®」

味   :☆☆☆☆
食感  :☆☆☆☆
バランス:☆☆☆☆☆

◇「自由が丘ロール」

味   :☆☆☆☆☆
食感  :☆☆☆☆☆
バランス:☆☆☆☆☆

品評結果発表には、スイーツコンシェルジュの資格を持つタレントで、NHK「Rの法則」のレギュラー出演や舞台などで活躍中の、タレント・斎藤亜美さんにご協力いただきました。

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斎藤さん、ありがとうございました!

それぞれのケーキには、スイーツコンシェルジュの皆さんが実際に試食して記入した「イチオシコメント」がたくさん寄せられています。イチオシコメントは、こちらの「SWEETS AWARD 2012 スイーツコンシェルジュが選ぶ イチオシスイーツ」のページに掲載されていますので、是非ご覧ください!スイーツコンシェルジュの皆さん、「イチオシスイーツ」をどんどん発信して応援し、全員の力でムーブメントを起こしていきましょう!!

約2時間の「第1回 スイーツコンシェルジュ交流会」は、あっという間に終了。たくさんのゲストの方や、ご参加いただいたスイーツコンシェルジュの皆さんのご協力によって、と ても内容の濃い、楽しい会になりました! 「スイーツコンシェルジュ交流会」は年1回の協会行事として、今後も開催していく予定です。今回残念ながら参加できなかったスイーツコンシェルジュの方 も、ぜひまた次回ご参加くださいね。

(日本スイーツ協会)