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【東京】イタリアン エスプレッソを楽しもう!スペシャル講座 」レポート

【東京】イタリアン エスプレッソを楽しもう!スペシャル講座 」レポート

2012/06/02

初夏の過ごしやすいお天気が続くなか、2012年6月2日(土)に『イタリアン エスプレッソを楽しもう!スペシャル講座』が開催されました。

講師をして下さるのはジャパンバリスタチャンピオンシップ優勝、ラテアート選手権2位、イタリアでのバリスタ選手権に出場しただけでなく、料理人としてもジェラートの職人としての経歴も持っていらっしゃる「横山 千尋」先生。

会場はイタリアの「Bar(バール)」さながらのカウンターとエスプレッソマシン、そして大小様々なエスプレッソマシンが並ぶキッチンスタジオを利用して行われました。

まずはパネルでのコーヒー抽出器具とコーヒー豆の説明でした。

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厳しい審査を通ったマシンと豆だけがイタリアエスプレッソ協会から認証マークをもらえるそうです。
コーヒー豆の挽き方には「イタリアンロースト」と「フレンチロースト」があり、それぞれの豆を手に取って見せて頂きました。

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食べても良いとの事だったので早速トライ!
当然の事ながらどちらも深く苦いお味でした……
コーヒー豆は「アラビカ種」と「ロブスタ種」があり、こちらも見せて頂きました。
アラビカ種はさらっとした形で酸味が強く、ロブスタ種はコロンとした形でパンチが効いているとのこと。

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なるほど、形の違いは一目瞭然でした。
その後、コーヒーの歴史、世界で飲まれているエスプレッソの系統の違い、イタリアの「Bar」のお話と続き、エスプレッソの飲み方のお話へ。
実際にエスプレッソを参加者全員に淹れて下さいました。

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ジャパンバリスタチャンピオンに淹れて頂けるなんて感激です!

イタリアではエスプレッソは「エキスプレス(超特急)」の意味や「エスプレッソメンテ(あなたのために特別に)」の意味が語源になっている事からその淹れ方は個々人の好みに合わせてバリスタが調整して下さるそうです。
イタリア式エスプレッソの飲み方はバリスタがその人の為に淹れたエスプレッソ(半完成品)に個々人が好みの量の砂糖を入れてよく混ぜ(ここで完成!)、飲みほした後にはカップの底に残った砂糖をスプーンですくって食べて終了、との事。

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同じ様に頂きました♪
(上)が淹れ立てのエスプレッソ、(下)が底に残った砂糖の写真です。

淹れたてのエスプレッソの上にはクレーマー(泡)がのっていて、
その色はヘーゼルナッツ色である事からヘーゼルナッツの実物も見せて頂きました。

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今までなんとなく飲んでいたエスプレッソですが、イタリアの『Bar(バール)』で見られるような「イタリア系」と、スターバックスに見られるような「シアトル系」の違いがあるそうです。

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豆の種類やローストは想像出来る違いでしたが、エスプレッソマシンの位置や注文・提供の仕方などのサービス、バリスタにも大きな違いがある事を知って目から鱗でした!
また、イタリア国内でもエスプレッソの量や味の好みは地域によって違いがあるそうです。

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挽いた豆をつめるホルダーも見せて頂きました♪
見た目以上の重さに驚きました!
しっかり持たないと豆がこぼれてしまいそうです。
こんなに重い物をバリスタさんは1日に何十回も持っているのですね。

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講義は後半に入り、横山先生によるカプチーノの実演が始まりました。

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ラテアートも実際に見られるなんて!
魔法の様に次々と可愛いカプチーノが誕生していきます♪

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とってもかわいい!!!

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日本ではカプチーノにかけるのはシナモン、が通常ですが本場のイタリアでは「ココア」だそうです。
カップにエスプレッソを注ぎ、ココアをふってからミルクを注ぐそうで、同じ模様でもココア入りのカプチーノ(左側)はクレーマー部分は濃い色ですね。

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最高のカプチーノを一緒に頂くのはやはりイタリアのスイーツ達♪
六本木にある『PASTICCERIA ISOO』さんのスイーツです。

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※奥の大きなスイーツから時計周りに
「ババ」
「カンノーロ」
「バーチ・ディ・ダーマ(貴婦人のキス)」 です。

【ババ】
ラム酒風味のシロップ漬けのスイーツ♪
クリームと一緒に頂くのも、シロップたっぷりの生地だけでも美味しい!

【カンノーロ】
チョコレート味の生地がくるんでいるのは
オレンジコンフィとチョコチップ入りのリコッタチーズ♪
リコッタのしっかりした味にほのかなオレンジとチョコレートが最高の組み合わせ!

【バーチ・ディ・ダーマ】
ほろりと崩れるクッキーがチョコレートを挟んだ可愛い一口お菓子♪
その食べやすさと美味しさにいくつでも食べれてしまいそうです!

日本ではデザートとコーヒーは一緒に頂く事が多いと思いますが、イタリアではデザートを食べ終わった後にエスプレッソを頂くそうです。

最後に、日本でいう「アイスコーヒー」はイタリアにはなく、「カフェ・フレッド・シェカラート」という冷たい飲み物があると言う事で横山先生が作って下さいました。

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シェイカーに氷とエスプレッソとミルクを注いでシェイク!氷以外をグラスに注ぐと綺麗な2層に♪
ジャンケンで勝った方がこの貴重な飲み物を頂けたのですが、その方のご厚意で一口飲ませて頂きました。
氷が入っていないので味が薄まることなく、エスプレッソとミルクの美味しいハーモニーを冷たいまま味わえました♪
こうしてエスプレッソとスイーツを楽しみつつ、約3時間の講義はあっという間に終了しました。

バリスタ以外にも料理人としてもジェラート職人としても豊富なご経験を持っておられる横山先生の講義はその魅力的なお人柄でぐいぐい引き込まれる楽しさもありながら、スイーツと密接な関係にあるコーヒー(エスプレッソ)の魅力を新たに発見する大変勉強になる内容でした。

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最後になりましたが、ご多忙にも関わらず貴重なお話を沢山して下さった横山先生、サポートでいらしたスタッフの方、素晴らしい講座を開催して下さった日本スイーツ協会の皆さま、誠にありがとうございました!!!

(記:c*ren)

☆~今回ご協力いただいた店舗~☆
・PASTICCERIA ISOO / 東京都港区六本木7-21-8-101

*★ special Thanks ★*
日本バリスタ協会 佐藤さま
c*renさん

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